文香「文学少女は純情だと思っていましたか?」
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47:名無しNIPPER[saga]
2017/06/27(火) 19:36:09.01 ID:OnLc1WCkO


「こんにちはー」

「あ……こんにちは。お疲れ様です」

 迎えてくれた鷺沢さんは、いつになく上機嫌だった。
 笑顔の彼女は、より一層綺麗で可愛らしい。
 こう、教室でいつも暗い顔して本を読んでた女子が、微笑むと思ったより可愛くて惚れるあの感じ。
 何か、良いことがあったのだろうか。

「ふふっ……今日は、彼とデートに行ってきたので……」

「……大丈夫?スキャンダルになりそうな事はしてない?」

 言ってから思った。
 親か僕は、プロデューサーか僕は。

「どうでしょう……?なるかもしれませんし、ならないかもしれません」

 にこにこと微笑む彼女のテンションが、若干鬱陶しい。
 と言うか少し面倒くさい。
 とは言え、普段は表面上は落ち着いた感じの鷺沢さんがこんなに喜んでいるという事は、余程良いことがあったのだろう。





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