10:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 13:16:50.36 ID:6iX1oIEk0
フロック 「俺は……」
リヴァイ 「ん」
フロック 「いえ、"私"は……私にできることは、自分の選択と、行動に責任を持ち……
兵士として、団長を生き残らせることであると、そう、考えました」
フロック 「団長を罰したかったのなら……きっと、ここに団長はいません」
リヴァイ 「……そう、か。そう、だったか」
兵長は立ち上がると、ハンジ分隊長が祈りを捧げている横に膝をついた。
リヴァイ 「そういえば、こいつを担いできた褒美がまだだったな」
指を組ませた団長の遺体の、胸のあたりを探る。
シュルッ
兵長が差し出したのは、団長のループタイだった。
埋めこまれた青い石が、陽ざしを浴びて輝いている。
リヴァイ 「……お前だけは覚えていてくれるか。
エルヴィン.スミスという名の――悪魔を」
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