【咲-saki-】シロ「君が教えてくれた青空を」
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 02:37:32.12 ID:58bg+DvZ0
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豊音の話しに移って、というか胡桃が焦って方向性を変えて。
豊音「やっぱり、人口もそうだけど致命的に若い人が少なすぎるんだよねー………」
塞「全体が抱えてる問題だけど、特にこの近辺、さらに豊音の村になるとね」
シロ「実際、村の役場って言っても別の市役所の支所的な扱いなんだっけ?」
豊音「うん。だから、私も所属はそっちになってるんだよねー」
胡桃「自分で希望出したんだもんね」
公務員………というと聞こえはいいが、実際は場末の、過疎地の職員。
出世だって望めないし、未来があるとも言い難い。
けど、豊音はそこを―――――自分を、封じ込めていた村に勤めることを、選んだ。
それは、あの大騒動で一つの明確な区切りができたというのもあるのだろう。
和解、というにはほど遠い。けど、しっかりとケジメはついた。
そして豊音は―――――そんな村を、一度たりとも、憎まなかった。
強すぎて、眩しすぎて―――
その強さが、私にもあれば。
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