【咲-saki-】シロ「君が教えてくれた青空を」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 02:41:12.99 ID:58bg+DvZ0
豊音「それで、この前今は使われてないお神輿を見つけてね」

胡桃「え、あそこの祭り?あったっけ………」

豊音「お祭り自体は小さく続けてるんだけど、担ぎ手がいなくて仕舞ってたんだって」

シロ「………それ、どのくらい昔の?」

豊音「15年前だって」

塞「ほげっ」

胡桃「………朽ちてる。絶対朽ちてる」

豊音「うん、相当ボロボロだったよー………」


………そんな神輿を担ぐなんて命の危険は、嫌だなぁ。


豊音「でもね、他の地域との共同でやるなら、復活も可能じゃないかって思うんだよー」

塞「ていっても、それは担ぎ手の話しでしょ?流石にその状態じゃ………」

豊音「だから、予算の確保して、修理が先だね。伝統のあるお祭りだし、もったいないよ」

胡桃「それで復活プロジェクトかぁ。若手の行動力とは思えないね」

豊音「………それに。そのお神輿もさ」

シロ「………………」



豊音「ぼっちは、かわいそうだよー」



………ああ。やっぱり変わってない。
温かく、優しく、それでいて、誰より強く。

だから私たちは、あの夏に彼女と共に―――目指したんだ。



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