【咲-saki-】シロ「君が教えてくれた青空を」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 02:00:58.99 ID:58bg+DvZ0
塞「今回はちゃんとオシャレしてきたじゃん」
シロ「胡桃にさんざん言われたし………前に一緒に買いに行ったし」
普段だったらTシャツにジーンズでいいんだけど、今日みたいな日は流石にそうもいかない。
なので、胡桃からおススメされるがままに買った服を揃えてきた。
私の性格をわかってる胡桃が、できるだけダルくない服を選んでくれたのもあるけど、これは楽で、見栄えもよくて好きだ。
あの学校を―――宮守高校を卒業して、それからずっと続けているこの集まり。
塞「にしても、卒業してからこっち、毎回こうして会ってるからそこまで久しぶりな感じもしないよね」
シロ「ん。豊音も、村から比較的出られるようになったし………」
塞「みんな奔走したからねぇ………」
シロ「先生も、頑張ってくれたし」
塞「とはいえ、あのラノベ二、三冊分はありそうな奔走は予想してなかったけど………」
笑ってはいるけど、塞の目が乾いてる。
………それは、私も同意だ。
豊音の村の風習しきたりその他諸々がややこしいのは聞いてはいたけど、あそこまでとは。
塞の言う、ラノベ二、三冊分とはずいぶん控えめな表現だと思う。
映画3部作は作れそうな大立ち回りは、トラウマであり、青春であり、誇りでもある。
そのおかげで、豊音は卒業後も村から頻繁に出られるようになってバンバンザイだけど。
あの時ばかりは、私もダルダル言ってられなかったし………
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