女勇者「身体拭いてもらえるかな?」
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22: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:09:27.23 ID:8yyPI5jBo
アークデーモン「よく俺様のアジトが分かったな子娘たちよ。貴様らに俺が倒せるかなグヘヘ」
ロリ「笑い方が気持ち悪いよー」
女勇者「そんなことを言っている場合ではないですよロリちゃん。頑張りましょう」
アークデーモン「この悪魔の槍で串刺しにしてやろうか、それとも暗黒の炎で消し炭がお好みかな?」
女勇者「私が前にでます。ロリちゃんとおじいさんはサポートへ。やああああっ」
以下略 AAS



23: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:12:27.11 ID:8yyPI5jBo
女勇者「ていっ」
アークデーモン「うおっ、すさまじい威力だ。あまりの力強さに防御に使った腕が弾き飛ばされそうだったぞ」
ロリ「貫け3本の火炎槍!」
アークデーモン「む、暗黒の炎をくらえい」
ロリ「そんな、相殺された」
以下略 AAS



24: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:14:11.27 ID:8yyPI5jBo
ロリ「きゃあっ」
じじい「娘っ子!」
無職「ロリちゃん!」
アークデーモン「ぐはっはっはっは、ガキの右腕は消し炭だ。もう使い物にならん、ぐへへへ」
ロリ「ぐぅ」
以下略 AAS



25: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:16:02.61 ID:8yyPI5jBo
ロリ「いたい、いたいおぉぉぉ」
無職「大丈夫ですか、今回復魔法をかけます、極小回復魔法、妖精の風っ」
アークデーモン「ぐへへへ、そんなチンケな魔法でその真っ黒コゲな腕が治るか。今にも崩れ落ちそうではないか」
無職「くそ、僕はなんて無力なんだ。こんな時何もできないなんて」
ロリ「無職の間違いでしょ」
以下略 AAS



26: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:18:33.90 ID:8yyPI5jBo
女勇者「な、そんなことが」
アークデーモン「あの酒場にたまたま偶然、能無し無職と片足棺桶じじいとガキ魔法使いが居合わせたとでも?グヘへ、人間とは愚かなものだ。我々魔王軍が仕組んだ勇者を陥れる罠とも知らずに、ホイホイ弱い者を仲間にしていく。実に愚かなだな勇者よ」
無職「城を崩すより魔王にとって脅威となる勇者を始末するために、あえてあの酒場に忍び込んだということですか」
アークデーモン「城下町ごと吹き飛ばしてもよかったのだがな、あそこだけはなぜか強力な結界が張られてあってな。俺が侵入するのでやっとであった。とにかく、すべては魔王軍の手のひらよ」
無職「くっ、僕も手のひらで踊らされていた一人ってことですか」
以下略 AAS



27: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:19:12.05 ID:8yyPI5jBo
魔王「アークデーモンよ」
アークデーモン「ま、魔王様」
魔王「勇者とその仲間を逃がしたな」
アークデーモン「も、申し訳ございません。しかしながら作戦通り、強いのは勇者のみで後の仲間は予想通りの雑魚でございました」
魔王「仲間などどうでもよい、我々の敵は勇者のみ。あやつさえ始末すれば世界が手に入るのだ」
以下略 AAS



28: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:20:07.28 ID:8yyPI5jBo
アークデーモンのアジトから一番近くの町

神父「大回復魔法、大樹の木漏れ日」
無職「気分はどうですか女勇者様」
女勇者「うん、大丈夫。心配かけてごめんなさい」
以下略 AAS



29: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:21:16.50 ID:8yyPI5jBo
神父「この娘の右腕、まっ黒に変色している部分ですね。動かすどころか神経すらも通ってはおらぬのです」
ロリ「はは、これじゃスプーン握れないね」
無職「そんな、なんとかならないんですか神父様。魔法がだめでもアイテムとか」
神父「残念ながらこのような傷に効くアイテムは聞いたことがありません。探せば世界中のどこかにあるいは」
ロリ「身体も上手に拭けないよね」
以下略 AAS



30: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:28:24.51 ID:8yyPI5jBo
ロリ「でもくやしいの」
女勇者「なにがくやしいのですか?」
ロリ「私たちが魔王軍のいいとおりに動いてこうやってパーティになって弱いって言われて」
女勇者「そうですね。私も悔しいです。今まで一緒に旅をしてきた仲間です。たとえそれが図られた上で一緒になった仲間だとしても」
じじい「儂も悔しいのう。やはり魔法力だけあっても使える魔法が一つでは無理であったか」
以下略 AAS



31: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:29:14.38 ID:8yyPI5jBo
無職「ではどうしますか女勇者様」
女勇者「そうね、とりあえず私は一時ロリちゃんのお世話と腕が治る方法を探してみます」
無職「僕は」
女勇者「無職さんは、とりあえず何かに就職してください」
無職「そう、ですね。今回で自分の無力さを痛感しましたし」
以下略 AAS



32: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:30:20.37 ID:8yyPI5jBo
一か月後

女勇者「結局ロリちゃんの腕を治せそうなアイテムの情報が見つからなかった」
ロリ「でも私左手でもスプーン使えるようになったし杖も振えるようになったよ」
女勇者「ロリちゃんはすごいね。わたしはいまだに食事は立ちながらのトーストかおにぎりですよ」
以下略 AAS



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