フレデリカ「怪談ごっこ、その4」
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6: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/08/26(土) 19:46:15.42 ID:QhrAtV4YO



とは言えそのあとは何があることも無く、ふつーに喋って遊んでね。
楽しい時間はあっという間、もー2人ともレッスン行っちゃうんだって。
仕方ないからお別れして、アタシはまた一人で雑誌を捲る。
面白そうなニュースとか楽しそうな場所とかないかなー、って。

わぁお、今東京っぽい千葉のテーマパークはこんな事やってるんだ。
アタシも行きたいなー、誰か誘って行こっかな。
あ、このお店のプリン美味しそー!
誰かに買って来て貰おっかな。

あ、そーいえばゼリー買って来たんだった。
みんなで食べようと思ってたけど言うの忘れちゃってたし、一個食べちゃおっかな。
うん!美味しい、メルシー、0カロリー!
0カロリーって0乗したら1カロリーだよね!

なーんてペラペラ捲ってたら、杏ちゃんが入って来た。
いつもどーりにスマートフォンをポチポチしながら。
もー、事務所の中でも歩きスマホは危ないのにね。
それと杏ちゃんもまた挨拶しないし。

そのまま杏ちゃんは冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出して、アタシの反対側のソファに座って涙した。
ちょっとくらいこっち見てくれてもバチは当たらないんじゃないかなー?
それともフレちゃんの事スルーするゲームでもしてるのかな?
誰も幸せになれないよ?

「おーい杏ちゃん!ぼんじゅー!」

「……えっ?!あ、おはよフレデリカちゃん」

なにさなにさ、杏ちゃんまでアタシに気付かなかったみたいな振る舞いしてー。
アタシに気付かないなんて人生の100割損しちゃってるよ。
9代先まで人生を棒に振ってるね。
でも気付けたから末代までハッピー!




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