8:名無しNIPPER[saga]
2017/09/21(木) 00:05:36.15 ID:x1eCXNrg0
それから数日、ルビィは延々同じことを考えて過ごしました。
鞠莉さんと遊園地。
何に乗るんだろう。どんな乗り物があったっけ。
本当に楽しいのかな。
眠れない夜が続き、ルビィの頭はふつふつと煮立ったお湯でいっぱいになったようでした。
当然です。だってルビィは、毎晩毎晩、部屋にいながら遊園地にふよふよ迷い込んでいたのですから。
一度だけどうしようもなくなって、梨子さんに相談しました。
ルビィ「あの……」
梨子「あれ、どうしたのルビィちゃん?」
ルビィ「梨子さんは、嫌いな人っていますか?」
梨子「ええ、ずいぶん急だね……。嫌い、かはわからないけど、苦手な人なら誰だっているんじゃないかなあ」
戸惑いながらも、梨子さんはそう答えてくれました。
43Res/44.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20