【デレステSS】キミのそばでずっと イベントコミュ (捏造)
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名無しNIPPER
2017/09/30(土) 00:18:39.54 ID:TOKTapX70
第3話
キミという光いつでもただ信じて
−レッスン場
芳乃「飲み物を持ってきましたー。休憩にしましょー。」
楓「う〜ん、やっぱり卯月ちゃんの演技に関しては問題ないと思います。」
美優「そもそも、監督さんはOKを出したそうですよね?」
卯月「はい。なので本当にわからなくて……。」
芳乃「乃々さんはどう思いましたか?」
乃々「えぇと、正直もりくぼは卯月さんがこんなに主人公の女の子を一生懸命に演じてくれて、しかも上手くて、
そこはとてもうれしいんです。」
美優「『そこは』?」
乃々「ただ、だからすごく最後のシーンが嫌いなんですけど……。」
楓「嫌い、ですか?」
乃々「だって、色々すれ違いもあったけど、やっと告白できて、相手も受けてくれて、幸せになろうとしたところで
急に別れないといけなくなって……。こんなの、悲しすぎるんですけど……。」
卯月「あ、確か何話か前で、主人公のパパとママが転勤してしまうんですよね。」
乃々「はい、あの時はあまりに急なことで、もりくぼも驚いて……。」
美優「もしかして……。」
芳乃「美優さん?すまーとふぉんを取り出して、どなたに電話を?」
楓「プロデューサーさんだと思います。もしかしたら、原作者さんが本当に見たかったものがわかるかもしれません。」
乃々「打ち切り……ですか……。」
美優「はい、本当はどうやら付き合ってからの学園生活も描く予定だったのを出版社側の事情でやむを得ず今のようにしたそうです。」
卯月「けれど、もう主人公のパパもママも転勤することが決まってます。どうすれば……。」
芳乃「卯月さんはどうしたいですか?」
卯月「私は……。」
楓「例えばの話をしましょうか。卯月ちゃんの両親が転勤したとしましょう。
親御さんは、卯月ちゃんのことが心配で、寮生活に反対。
このままでは、卯月ちゃんはこの事務所を去らないといけなくなります。」
卯月「……あ。」
楓「ここまで言えばわかるわね。ちょっと違うかもしれないけど、今卯月ちゃんが感じた気持ちは、
その主人公の女の子にそっくりだと思うの。」
卯月「美優さん、すいません。また付き合ってください。」
美優「気にしなくて大丈夫ですよ、卯月ちゃん。」
卯月「乃々ちゃん。」
乃々「はい、なんでしょう……。」
卯月「きっと、乃々ちゃんも原作者さんも納得できるようなシーンにします!
だから、見ていてください!」
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