鈴仙「姫様って、一言で表すと『筋肉』ですよね!」
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8: ◆Uq/hUTiii9pg[sage saga]
2017/10/07(土) 12:30:49.31 ID:cttgYBzw0






「もう、何でいきなり走り出したりするのよう。ビックリしたじゃない」

しばらくの間走り続け、この辺りまで来れば大丈夫だろうと止まった所で、鈴仙はブーブーと私へ文句を垂れる。
ちなみに、これだけ走ったのにも関わらず、鈴仙は息一つ切らしていない様子だ。流石は元軍人と言うべきか。
そんな鈴仙に向けて、私はハーハーと息を整えながら返す。

「何でって、鈴仙が永琳に向かってあんなこと言うからじゃないの」
「あんなこと?」
「ともかく、あのままあそこにいたら、今頃私も鈴仙も大ケガして寝込んでるわよ。だから逃げ出してきたって訳。分かる?」
「えー?私、師匠にそんなひどいこと、言ったっけ?」
「あのねえ……」

私の言葉に、きょとんとした表情を浮かべる鈴仙。どうやら、敬愛する師匠に対して、とんでもない暴言を吐いたという自覚はないらしい。
平和なやっちゃなあ、と呆れもするが、どうせ酒の席でのことだ。偉そうに説教なんてする気にもならなかった私は、一つため息をつくに留めておく。

「鈴仙のそういうとこ、たまに羨ましくなるわ」
「羨ましいの?へへー、そんなに褒めないでよ〜?」

うん、一言も褒めてないからね。まあいいけどさ。今は、何を言ったってどうせ通じないんだろうし。
私がそんなことを思っていると、赤ら顔の鈴仙は、またも何かを思い出したかのように語りかけてくる。


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