白菊ほたる「私にも優しいプロデューサーさん」
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16: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:27:44.10 ID:3B1YHSO30
会議が行われてから1,2か月経った。


その日は都内のテレビ局に足を運んでいた。

以下略 AAS



17: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:30:12.27 ID:3B1YHSO30
「ええ、どうやら撮影の時間とっくに過ぎてるのに主役の娘がドタキャンしたみたいで……」


スタジオを覗いてみると、ディレクターと思しき男性の怒号と何処かへと電話を掛けるスタッフ達、そしてその端に少女が一人申し訳なさそうに俯いている。

以下略 AAS



18: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:32:09.65 ID:3B1YHSO30
バーター。

この業界では別に珍しい話ではない。

それにバーター出演から人気を獲得して一気に駆け上がる者もいる。
以下略 AAS



19: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:34:52.02 ID:3B1YHSO30

「……まぁあの娘の場合はちょっと仕方ない所もあるんですけどね」


スタッフは若干口の端を吊り上がらせながら言った。
以下略 AAS



20: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:37:14.36 ID:3B1YHSO30
そこで話を遮るように、ディレクターの怒声が響く。


「おい!スタッフ!」

以下略 AAS



21: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:39:20.33 ID:3B1YHSO30
「……白菊、さん」


先日プロダクションが潰れた時の会議で聞いた名だった。

以下略 AAS



22: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:41:38.80 ID:3B1YHSO30
その後2,3用事を済ませ、事務所への帰路に就く。



その途中、公園の前を通る時の事だった。
以下略 AAS



23: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:44:09.77 ID:3B1YHSO30
「どうしたの?」

この時声を掛けた理由は、特にない。


以下略 AAS



24: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:47:09.46 ID:3B1YHSO30

「収録のことかな?」

そう言われた少女は、少し驚いた顔をした。

以下略 AAS



25: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:49:48.40 ID:3B1YHSO30


「アイドルじゃなくなった?解雇されたってことか?」

俺の言葉に少女はゆっくりと頷く。
以下略 AAS



26: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/24(日) 22:52:59.46 ID:3B1YHSO30
「だから、その人は私なんかとは組みたくなかったらしくて……あっ、でもその人本当にすごいアイドルなんです。すごく可愛くて、お喋りも上手くて……本当に私なんかとは、正反対で……」


そこまで話して、再び少女の頬に涙が伝っていた。

以下略 AAS



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