未来を置き去りにしてバイトをする
1- 20
11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/01(木) 01:36:14.54 ID:RfngOxBK0
未練たらたらにその訳を聞くと,どうにも爺さんは土地を売り払って,別嬪な家政婦型アンドロイドを購入するらしい.

なんと羨ましいことか.

僕は苦々しい思い出を噛み潰してから,PAIに返事する.

「引っ越し先をまだ決めていないんだ」

「時間はないですが,これからでも探せます.それに今まで,ユウマは私の助言を意図的に無視していました」

なじるような言い方だが,実際のところPAIは何も感じていないはずだ.

「PAI,怒っている?そのことは謝るよ」

「いいえ,これから,私を信用してもらえるよう,努力します」

声色一つ変えず返答する様は,健気にすぎる.これが演技だったら,僕はとんだ阿呆だが.


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
147Res/81.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice