高垣楓「君の名は!」P「はい?」
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16: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:58:48.60 ID:hD9nuK1M0
「……僕、今日は朝から打ち合わせが入ってた筈なんですけどね」
「ええ、ですから打ち合わせしてるじゃないですか、私と」

昨日、あの掛け合いの後に、こいかぜMVのイントロの如く統括部のドアをバァンと開いて躍り込んでいった楓さん。
曰く、

「明日の全体打ち合わせですが、個別で打ち合わせたいことがあるので、私のプロデューサーのお時間を頂いても良いでしょうか」

と、のたまいける。
居並ぶエグゼクティブ・プロデューサー達がざわめく中、室長の

『ならばよし!』

で、めでたくプロデューサーの1日オフ……もとい、担当アイドルとの個別打ち合わせが決まったわけだが。
今までスケジューリングでプロデューサー自身のワガママが通ったことなどかつて一度も無かったのだが、楓さんの一言でこうも簡単に左右されてしまうと、なにか会社に置けるプロデューサーと高垣楓の扱いの差をまざまざ見せ付けられたような気分になる。
いやまあ、そりゃ楓さんのほうが発言力あるだろうけどさ……シンデレラガールだし……世紀末歌姫だし……デビュー当初から今まで総選挙関連平均順位圧倒的にトップ独走中だし……11秒ごとコンボナ15%upとかいう相変わらずの壊れ性能だったし……

「プロデューサー、なにかご不満がありげなような」
「いえ、べつに不満とかじゃないんですけどね……」

男として、なんかこう……

「お忘れですか? プロデューサーは私には逆らえないんですよ?」
「うっ……」



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