勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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429: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 02:01:23.49 ID:9OC/ch8I0
『そして人としての理を破った彼女は、世界との繋がりが勇者さま以外とは切れてしまったのです。今はもう人に戻っているようなので、心配ないでしょうけど』

「だから、女神様も……」

『その通りです。彼女の創作物である私も、勇者さま以外の世界に触れることは、できないのです。たとえ、彼女が人に戻ったとしても、私という存在が世界から切り離されていることには、変わりありませんから』

「そんな……っ」

『だから、これでいいんですよ。勇者さまのために、彼女のために、命をくれた二人のために、この命を使えるのですから』

なんて無神経だったのだろうか、俺は。

――何なら俺たちのいる世界に来たらどうだ? きっと楽しいと思うぞ。

頭の中で自分の言った言葉が何度も繰り返される。

女神様はきっとわかっていた。自分がこの先、ずっと一人であの世界に残る未来を。

それなのに女神様は、俺のために笑ってくれたんだ。


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