52: ◆C90pLtpFyA[saga]
2018/07/30(月) 23:12:51.49 ID:utiBeKgi0
比企谷「・・・ありがとな」
雪ノ下「何のことかしら、いきなりお礼だなんて気持ち悪い」
比企谷「わからないならいい」
雪ノ下「そう」
由比ヶ浜「やっはろー」
雪ノ下「こんにちは」
由比ヶ浜「・・・ヒッキーやっぱり痩せたねぇ」
比企谷「・・・」
雪ノ下「ナル谷くん、ニヤニヤするのは気持ち悪いからやめてもらっていいかしら」
比企谷「う、うるせえな」
比企谷(そら人が毎日少なからず頑張ってんだ、報われる言葉が嬉しいのは何もおかしいことじゃない、だからニヤけるのも仕方がない)
比企谷(たまに電車でスマホ見ながらニヤニヤしてる学生とかおっさんとかも何かを毎日頑張ってスマホの中の美少女に褒めて貰ってるんだろう。やっぱソシャゲってすげえわ)
由比ヶ浜「うん・・・やっぱ、カッコいいなぁ・・・」
比企谷「・・・・」
雪ノ下「・・・・」
由比ヶ浜「・・・あれ?今私、声に出てた?」
比企谷「・・・」
雪ノ下「・・・ええ」
由比ヶ浜「ああわわわわ忘れてっ!ああ〜〜・・・」
比企谷(由比ヶ浜が頭を抱えてしゃがみ込み、部室には気まずい空気が漂う)
比企谷(部室内をなんとも言えない静寂が包み込むと、窓の外から1週間しか寿命がないと言われる男たちの叫び声が聞こえてきた)
雪ノ下「夏ね」
比企谷「夏だな」
由比ヶ浜「露骨に誤魔化されるとそれはそれで嫌なんだけど!?」
比企谷(ふと、戸塚に海に誘われていた事を思い出した)
比企谷(それまでにもう少し運動を頑張ろうかなーと一瞬思ってしまった自分がいた、が、それを全力で殴り倒し)
比企谷(これから始まる夏休みを冷房の効いた快適な自室でどう自由に過ごそうか考えながら、この退屈で悪くない時間を過ごす事にした)
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