変態お漏らし処女ビッチ「私と付き合ってみませんか?」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/18(土) 21:10:17.73 ID:qhRWxftN0
「女子はやめておこう」

昇降口にたどり着き、熟考する。
とりあえず、女子は除外。私はノーマルだ。
なので、男子生徒に的を絞った。
それと、なるべくリアクションを間近で見たかったので、同じクラスの男子に限定する。
これで、20人まで候補を絞り込めた。

「よし、キミに決めた」

それからは早かった。
目に留まった下駄箱を開けて、投函。
我ながら、良い決断力だったと思う。

それでは、教室で本でも読むことにしよう。

「いや、待てよ?」

数歩進んで、はたと止まる。
本当にこれでいいのだろうか。
何か、色々と間違っている気がする。
拭い去れない違和感。恋文の内容を思い出す。

『私と付き合ってみませんか?』

短く、一文だけ書かれたシンプルなお手紙。
茶封筒には筆ペンでしっかり記名しておいた。
何もおかしなところはない筈。ぬかりはない。

しかし、どうにも不安がよぎる。
少しばかり、味気がないのではなかろうか。
もうちょっと、スパイスが必要かも知れない。

「仕方ないなぁ」

ぼやきつつ、もう一文だけ、付け加える。

『P.S. あなたの靴の匂いが好きです』

素晴らしい。これなら文句ないだろう。
自画自賛しつつ、教室に向かう。
後顧の憂いを断ち切り、読書に耽った。


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