変態お漏らし処女ビッチ「私と付き合ってみませんか?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/18(土) 21:15:23.73 ID:qhRWxftN0
「ねぇねぇ、聞いた?」
「えっ、なになに?」

ひとり、またひとりと、登校してくる。
すぐに教室は賑やかになった。うるさい。
しかも、今日はいつもより騒がしかった。
皆、大笑いしたり、小声でひそひそ囁く。

「でね、そのラブレターの内容がさぁ……」
「ええっ!? 靴の匂いって、なにそれ!?」
「しっ! ちょっと、声が大きいって!」

どうやら、話題はラブレターについてらしい。
どこの誰だか知らないが、今時古風なものだ。
珍しい奴もいるもんだと思っていると。

「あのさ……」

目の前に立つ、見知らぬ男子生徒。

「何?」

要件を尋ねると、彼は顔を真っ赤にしながら。

「ごめん! 俺、靴の匂いが好きな奴とは付き合えない! 本当に申し訳ない!!」
「は?」

何を言っているのだろう、この人は。
ぽかんとしていると、皆は爆笑していた。
どうやら彼は笑い者にされているらしい。
なんとも惨めで、可哀想だった。同情する。
それでも、彼は青筋を立てて怒鳴り散らす。

「わ、笑うなよっ!!」
「いや、だってお前!」
「ぶはっ! これが笑わずにいられるか!」
「うるさい! 彼女が困ってるだろ!!」
「えっ?」

何故か庇われた。しかし、身に覚えはない。
キョトンとしていると、男共の喧嘩が勃発。
朝から元気な奴らだと思いつつ、読書を再開。

全く、本くらい静かに読ませて欲しいものだ。


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