まゆ「目と目を合わせて」 美玲「もりくぼカケル!」
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9:名無しNIPPER[saga]
2018/08/27(月) 23:51:19.90 ID:5U1JwmsH0
乃々「……実をいいますと、もりくぼ、以前から剣道の防具に興味がありまして……」

珠美「おおっ、それは初耳! でしたら、高校は是非剣道部のあるところへ! 共に稽古に励みましょうぞ!」

乃々「あ、その、そういうのではなくて」

乃々「……剣道の面って、人からの視線を遮るのに役立ちそうだな、と……」

珠美「そこですかっ!?」

乃々「あれを身に着けてステージに上がるわけには、いかないものでしょうか……?」

珠美「な、なかなか不気味な絵面になりそうですね……」

乃々「インディヴィジュアルズは個性を大切にするユニットなので……そういう個性も、アリなのでは……」

珠美「今、さりげなく輝子殿と美玲殿を巻き込みましたな」

乃々「その場合、美玲ちゃんは面の上から眼帯を付けるのでしょうか」

珠美「無意味極まりないっ!」

珠美「……こほん。いいですか、乃々殿? 剣道に限らず、防具というものは、相手から逃げ出すために身に着けるものではありません」

珠美「どんな難敵が相手だろうと、真っ向からぶつかっていくために身に着けるものですっ!」

乃々「あうっ……な、なるほど……」

珠美「先ほど乃々殿が言った通り、弱者が強者を打ち倒すのが物語の王道ならば、臆病者が自らを奮い立たせ、勝利を掴むのもまた王道!」

珠美「乃々殿も、アイドルのお仕事から逃げずに立ち向かえば、きっと新しい何かが見えてくるはずっ!」

乃々「ひぃ……! な、なんだか珠美さんの熱血スイッチがオンになってしまったんですけど……!」

珠美「大丈夫! 不安があればいつでも珠美を頼って……」ガバッ ガンッ!

乃々「あ」

珠美「痛ぁっ!? ……つ、机に頭をぶつけてしまうとは……なんたる不覚!」

乃々「……やっぱり、面を付けておくのは必要だったかもしれませんね……」

珠美「面をただのヘルメット扱いしないでくれませんかっ!?」





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