高森藍子「北条加蓮ちゃんと」北条加蓮「向かい合う日のカフェで」
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38:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:52:55.44 ID:L6l+hHEd0
加蓮「期待させてるのはアンタの方でしょ!」

藍子「はあ!?」

加蓮「アンタが一昨日会ったばかりの人ならこんなこと言わない、もしアンタが私より遥かにすごい人で血を吐いても勝てない化物アイドルだったとしても絶対に言うもんか」
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:53:24.89 ID:L6l+hHEd0
加蓮「さっきみたいな――昔の頃に戻ったみたいな時間なんてもう嫌だ。だから変えてやる」

加蓮「アンタの価値観も考えも態度も言葉も、冷たくなる原因も理由も、邪魔になることも気に入らないところも全部ひん曲げてやる」

加蓮「何年だって何十年だって、死ぬまで、死んだって、ずっと向かい合って、叩きつけてやる」
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:53:54.73 ID:L6l+hHEd0
加蓮「ぜーっ、ぜーっ……ゲホッ!」

藍子「! …………、……大丈夫……ですか……?」

加蓮「あ?」ギロ
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:54:24.76 ID:L6l+hHEd0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……」
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:54:54.58 ID:L6l+hHEd0
加蓮「……ねえ、藍子」

加蓮「藍子はさ、いつも私のことを見守ってくれたよね」

加蓮「いつかのクリスマスの時もそう。頑張る私を……何度も崩れかけた私を、後ろから見ててくれたよね」
以下略 AAS



43:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:55:24.84 ID:L6l+hHEd0
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……っ」
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:55:54.90 ID:L6l+hHEd0
藍子「……よくばり」

加蓮「はあ?」

藍子「加蓮ちゃんのよくばり」
以下略 AAS



45:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:56:25.08 ID:L6l+hHEd0
藍子「ずるいです……」

加蓮「何が?」

藍子「あんなに……」
以下略 AAS



46:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:56:55.05 ID:L6l+hHEd0
加蓮「……っと」グシグシ

加蓮「だからさ、それ昔のアンタが私に言い続けたことだからね? 何自分だけ虐められてるって顔してんのよ」

藍子「昔は昔で、今は今です。それに、私は私で、あなたはあなたなんです! そんなことも分かんないんですかっ……! 加蓮ちゃんのばか!」
以下略 AAS



47:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:57:24.89 ID:L6l+hHEd0
藍子「……ちょっと気まずくなったら、すぐ泣きそうな顔するくせに」

加蓮「あァ!?」

藍子「ひうっ!? だ、だってそうじゃないですか。すぐ落ち込んですぐ泣いてばっかりでしょ! 加蓮ちゃんのよわむし! なきむし!」
以下略 AAS



48:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:57:54.97 ID:L6l+hHEd0
加蓮「ハッ、私は誰にでもズバズバ言えるもんねー! 藍子みたいに泣きそうな顔して逃げ帰ろうとしないもんねー!」

藍子「どうせ、ずばずば言われたらすぐ泣きそうになるんでしょ! 加蓮ちゃんのばーかっ!」

加蓮「さっきからびーびー泣いてるクセによく言うわよ藍子のバカ!」
以下略 AAS



49:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:58:25.49 ID:L6l+hHEd0
――数十分後――

加蓮「……ありがとねー店員さん」

藍子「……あはは、ありがとうございます……あとごめんなさい」
以下略 AAS



50:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:59:24.60 ID:L6l+hHEd0
<ぴろりん♪

加蓮「ん。……いい?」

藍子「……」コクン
以下略 AAS



51:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 18:59:54.65 ID:L6l+hHEd0
『お、かれん!』
『はい。予想通り』『よかったわね、加蓮。愛しの愛しの藍子ちゃんと仲直りができて』
『別に愛しくないけど』『ま、なんかごめんね。心配とか迷惑とかかけて』
『よかったです! そうだ! 今からご飯を作って食べようって話になってたんです! 加蓮ちゃんの分は特盛にしておきますね!! 藍子ちゃんの分も!!!』
『私の分は小盛りでお願い』
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 19:00:25.05 ID:L6l+hHEd0
藍子「ねえ、加蓮ちゃん」

加蓮「ん?」

藍子「……私、まだこの前の、"似ているカフェ"のコラム。書けていないんです」
以下略 AAS



53:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 19:00:54.88 ID:L6l+hHEd0
藍子「……すぐには、無理かもしれません。でも――ちょっとずつ、近づいてみますね」

加蓮「大丈夫大丈夫。私が引きずり込んであげるから」

藍子「お、お手柔らかにお願いします」
以下略 AAS



54:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 19:01:24.58 ID:L6l+hHEd0
藍子(――だいすきな、人の隣に、ずっといられたらいいなぁって)

藍子(でも……あの夕焼けの日に、それは無理なんだって、思い知らされて)

藍子(それでもあなたは、私のことを――)


55:名無しNIPPER[saga]
2018/12/20(木) 19:02:07.94 ID:L6l+hHEd0

おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。


56:名無しNIPPER[sage]
2018/12/20(木) 19:31:48.64 ID:Qk4delkfo
 \ えっ…と、糞スレはここかな…、と /
    ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧∧ ∧∧ __._
    ∩゜Д゜,≡,゜Д゜)   |.|
     `ヽ    |)====
以下略 AAS



57:名無しNIPPER[sage]
2018/12/20(木) 19:51:07.06 ID:PsOqfrOE0
乙。泣いた


58:名無しNIPPER[sage]
2018/12/21(金) 04:09:10.23 ID:FP34qWla0
おつです。加蓮がしっかりと想いを伝えられる程成長してることに泣きました。


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