二宮飛鳥「嗚呼素晴らしきこの日常」
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10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/02/03(日) 21:15:34.11 ID:J29ir0nRO
後日 飛鳥の部屋


飛鳥「最近、ネネさんがやたらアグレッシブに感じるんだ」

P『妹さんが病気治ったからな。喜びもひとしおなんだろう』

飛鳥「ボクの見立てだと、ネネさんの今まで妹に注ぎ続けていた姉力の行き場が一部なくなっているんだ。妹が元気になったぶん、手がかからなくなっただろうから」

P『それで、余った姉力の行き場が飛鳥に向かってるって?』

飛鳥「何故ボクなんだろう」

P『ははっ』

飛鳥「今どうして笑った?」

P『いや、なんでもない』

飛鳥「電話越しでも、キミの意地の悪い笑顔が透けて見えるようだ」

P『まあまあ……ネネも、時間が経てば落ち着くところに落ち着くと思うぞ?』

飛鳥「だといいけどね……まあ、不思議なことに。彼女に世話を焼かれるのは、悪い気はしないんだ」

P『それ、本人の前で言ってあげればいいのに』

飛鳥「言ったが最後、妹にされる」

P『そこまで強引じゃないだろう』

飛鳥「どうだろうね。キミは見ていないから知らないだろうけど」

P『あ、ちょっとストップ』

飛鳥「ん?」

P『今、ちょうど日付が変わったから』


P『お誕生日おめでとう、飛鳥』

飛鳥「………」

P『このタイミングなら一番乗りで祝えたことになるな』

飛鳥「まさかとは思うけど、やけに遅い時間に電話してきたのはこれが狙いだったのかい」

P『作戦成功だ』

飛鳥「まったく、子供みたいなことをするな、キミは。担当アイドルの安眠を妨げるなんて」

P『俺が電話しなくてもどうせ起きてるだろう、飛鳥は』

飛鳥「フッ、よく理解ってるじゃないか。ボクの夜更かし癖に感謝することだね」

P『威張るな威張るな』

飛鳥「P」

P『なに?』

飛鳥「ありがとう」

P『……素直だな』

飛鳥「電話越しだからね。直接顔を合わせていたら、また違っていたかもしれない」

P『それは……感謝、なのかな』

飛鳥「あぁ。ボクも、自分の顔が見られないことに感謝しているよ」

P『?』

飛鳥「フフッ」



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