梨子ちゃんとマルの平穏な日々
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10: ◆QjbAJuMwBnbV[sage saga]
2019/03/03(日) 00:27:50.85 ID:ihWIF6A80
花丸「なぜか特売だったごぼう茶」

梨子「国木田さん家愛飲の焙じ茶」

花丸「ふあ〜…息がいつもより」

梨子「まっしろ〜い」

花丸「それにしても本当に積もったね〜」

梨子「5pくらい積もったかな?もう少しかな?手で雪のかたまりすくえそう」

花丸「・・・にんじゃ」

梨子「忍者?」

花丸「その昔忍者は冬山の任務で雪を口に含み吐く息で居場所をばれないようにしたらしいずら…」

梨子「へえ…ああ、冬に夏の時期の設定で撮影するときに役者さんが氷を口に含むようなもの?」

花丸「多分そう…マル、この情報どこで知ったのかさっぱり思い出せないずら…」

梨子「ふうん…」

花丸「・・・・・・・」

梨子「・・・・・・・・」

花丸「・・・・・・・・・・・・・」

梨子「花丸ちゃん…雪食べちゃダメだよ」

花丸「…いくらなんでも雪は食べないよ〜」

梨子「そうだよね、ごめんね?ついなんかノリで」

花丸「雪は食べないけど…」

梨子「…かき氷?」

花丸「うん」

梨子「食べたくなっちゃった?」

花丸「うん」

梨子「…こんなこともあろうかと?」

花丸「無念ずら」

梨子「さすがに用意してないか〜」

花丸「こうなったら買いに行くしか!」すくっ

びゅううう〜

梨子「・・・・・・・・」

花丸「・・・・・・・・・・・・さむっ」


花丸「マルの体はこの寒さに耐えられるようには出来てないずら…」

梨子「私も…お茶も無くなったしこたつに戻ろっか」

花丸「異論無し」


燃え上がりかけた食欲の情熱を吹き消す寒風に吹かれて
雪見のお茶会はお開き

おこたのある部屋に戻ってふたりでまどろんでいる間に
もう今日一日降り止む気の無い雪が舞いはじめたのでした


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