“らしくない私たち” に 祝福と喝采を
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22:名無しNIPPER[saga]
2019/07/01(月) 23:57:37.74 ID:j/IZGaDe0

 漠然とだけれど──未来は“私”は似ている。何かきっかけがあったという訳ではない。いつの間にかそう思うようになっていた。

 もちろん“今の私”にではない。父がいて母がいて、そしてあの子がいて──『この幸せな日々がいつまでも続いていくのだ』と無邪気に信じていた、昔の私によく似ていると。そう思うようになっていた。

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:00:54.85 ID:ndUIllUw0

───────────────────side:春日 未来

「あ、あの! 千早さん! 待ってください!」

以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:01:55.16 ID:ndUIllUw0

「あの、千早さん!聞いてください……私の、正直な気持ちを!」

あえて千早さんの方は──後ろは見ない。まっすぐ前を見て、目の前に広がる光の海に誓うんだ!

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:10:47.13 ID:ndUIllUw0

「……ふふ。うん、それでこそ“春日未来”ね」

「で、でへへ〜そうですか〜?……ありがとうございます!」

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:13:11.14 ID:ndUIllUw0

 それにしても、やっぱり千早さんって──アイドルってスゴい。さっきまでの弱気も不安もウソみたいに飛んでいっちゃった。

「あの、千早さん。今日は本当にありがとうございました!もうほんとにほんとに、元気いっぱいになれちゃいました!えへへ〜♪」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:15:06.31 ID:ndUIllUw0

「え? “みようみまね”、って何がですか?」

 あ……っていう小さな声。本当はきっと声に出すつもりなんてなかったんだと思う。だって、いくら待っててもその先を言ってくれそうになかったから。

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:15:44.85 ID:ndUIllUw0

「最初に少し厳しい言葉をかけるのは水瀬さん。抱きしめて優しく話しかけたのはあずささんで、失敗するのは自分だけじゃないよって教えてくれたのは萩原さんと真。アイドルとしての心構えを教えてくれたのは765プロのみんなと……そして、プロデューサー」

ね、みんなのお陰でしょう?って千早さんは言った。さっきまでとは違う小さな声で。抱いてくれてる腕に少し力がこもったのを感じて、胸の中がザワザワした──なんで、なんで……って。

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:21:37.28 ID:ndUIllUw0

───────────────────side:如月 千早

「──あの、それってちょっと違うと思います」

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:23:33.92 ID:ndUIllUw0

いや、実際には吹いていないのかもしれない。吹いていても、ただの気まぐれな夜風だったのかもしれない。

それでも私の心に、“未来”へ向かって風が吹き込んできたのは、きっと嘘じゃない。あたたかくて優しい“未来”の想いが、確かに届いたんだ。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:26:55.99 ID:ndUIllUw0

そこへ、ふと聞こえてきた。

「────ちょっと、どうなってるの?」
「──う〜ん、良くわかんない……も〜あんまり押さないでってば〜」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:30:09.47 ID:ndUIllUw0

───────────────────side:春日 未来

「それに、あんまり今日の主役を一人じめする訳にはいかないもの」

以下略 AAS



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