【モバマスSS】工藤忍「本当に、悔しかったから」
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4: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2019/08/25(日) 02:22:59.64 ID:SiWHWqXY0
P「……ここにいたのか」
346プロの敷地内。レッスン室へ向かう途中にある階段の、隙間のほう。
発表とパーティーと、更けた夜が明かりを消していた。
そんな中で吐息と、声だけが聞こえる。遠くで光る電灯と非常灯だけがここにある明かりだ。おかげで見つけるのに苦労した。
忍「Pさん……」
P「明るいところへ、はちょっと無理そうか」
忍「うん……」
凹んだとき、明かりを消したがる。楽なのだ、何も見えないのは。
P「大丈夫か?」
忍「大丈夫じゃないかも」
P「理由を聞いても?」
忍「……」
淀む。言葉も空気も、くろいものがへばりついて汚れてしまいそうだった。
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