尾頭ヒロミ「私が巨神兵の母親になります」安田龍彦「冗談ポイですよ、尾頭さん」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/07(木) 22:05:19.40 ID:/nmY5k+wO
「まずは中露を黙らせる」

官邸対策室は今や司令室だ。
管制官兼副司令の役目を担う矢口は無線で巨神兵に乗り込む尾頭に指示を伝えていた。

「グアムが機能していない隙をつき、太平洋進出を目論む中露が結託して連合艦隊を編成し、現在東シナ海に集結中だ。奴らを撃沈しろ」

巨神兵は空輸で沖縄に運ばれ、海上自衛隊のヘリコプター空母にて敵艦隊の航路の前へ出る。

「海上戦闘に有効な飛び道具はあるのか?」
『プロトン砲があります』
「それも安田くんが名付けたのか?」
『私のセンスではあり得ません』

何ともくすぐったくなる語感だが、まあいい。

「飛距離はどのくらいだ? どの程度接近すれば目標を撃沈可能なのか教えてくれ」
『水平線から艦橋が見えれば』
「くくっ……頼もしい限りだ」

尾頭のぶっきら棒な説明に司令官の赤坂は楽しげに肩を揺らし、統合幕僚長に尋ねた。

「照準はそちらの哨戒機に任せた」
「はっ! ただちに座標を送信します」

海域を哨戒し、既に敵艦隊の座標を割り出している航空自衛隊の哨戒機はその役目を終えて、弾着を知らせる観測機へと任務を変更した。


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