尾頭ヒロミ「私が巨神兵の母親になります」安田龍彦「冗談ポイですよ、尾頭さん」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/07(木) 22:06:59.34 ID:/nmY5k+wO
「尾頭主任研究員、ちなみに命中精度は?」
『精度は関係ありません。射線上を薙ぎ払いますので、観測機は今すぐ高度を上げて下さい』
「だそうだ。乗組員に注意しておけ」
「はっ……無茶苦茶だ」

尾頭の説明にと完全に状況を面白がっている赤坂に困惑を隠しきれない統合幕僚長だったが、彼女の言葉は紛れもなく真実であった。

同日、午前4時半。
巨神兵がプロトン砲を発射。
射線上の中露連合艦隊は文字通り消失した。

「見事だ。よくやった、尾頭くん」
『いえ、頑張ったのはこの子ですので』

労う赤坂やことも無さげに返信する尾頭とは対照的に統合幕僚長は観測機からリアルタイムで伝えられる炎上する艦艇に呆然として呟いた。

「こんな……これでは、世界が燃えてしまう」
「ええ……僕も全く、同感です」

凄まじい火力だった。
この威力とそしてこの範囲。
核兵器よりも扱い易く、高威力の兵器。
7日もあれば世界は燃えると思われた。

「矢口官房長官!」

自国が生み出した兵器のあまりの威力に言葉を失っていると、側近の志村副官房長官が慌てた様子で司令室に飛び込んできた。

「どうした?」
「キンピカが……いえ、キングギドラがダイアモンドヘッドを飛び立ち東に向かっています!」

一難去ってまた一難。
アメリカを破壊し尽くした怪物が迫り来る。
政府はこれを非公式にキングギドラと呼んだ。


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