20: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 00:36:47.15 ID:nY0iWbpOO
「プロデューサー殿! 悠貴殿! ご無事でしたか!」
「亜季!?」
ジープの運転席から飛び出すように降りた亜季はこの異常事態でも変わらずパッと敬礼をする。あまりにシームレスにされるものだから俺と悠貴もつられて敬礼してしまう。
「お乗りください! みんな事務所に集まっておりますので!」
「みんなって……俺と悠貴以外にもいるのか!」
「はい! とにかく戻りましょう。一度本部に戻って作戦会議です!」
「本部って……何にせよ乗ろう悠貴」
「はいっ」
何が何だかさっぱりだが事務所に行けばみんなに会えると聞いて一安心していた。周りの砂に隠れていた俺の私物や服をかき集めてジープに乗り込む。そしてどうかこれが悪い夢でじきに醒めてくれる事を心の底から祈るのだった。
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