高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「雪の降らないカフェで」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/19(日) 17:54:20.99 ID:sa6tnnMR0
藍子「そうでしょうか。だって加蓮ちゃん、さみしそうにしている事務所のみんなのために何かをしてあげたいって思ったんですよね」

藍子「それで、雪だるまのクッションを見つけて……。私もよく、カフェに行った時に気になるものを見つけたりしますけれど、店員さんに尋ねることはそんなにしませんよ?」

藍子「聞いてみて教えてもらえなくても、諦めないで自分で探すんですよね。それだけ、加蓮ちゃんが優しいってことです♪」

加蓮「違うってのっ。まずこういうことをいちいち説明すんなっ。店員に聞けたのは馴染みの相手からで、探したいのはどっちかっていうと負けっぱなしなのが嫌みたいな物だし! あとアンタは絶対そーいう時にはわざわざ店員か誰かに聞く!」

藍子「ふふっ。ごめんなさい。だって、加蓮ちゃんが自分で自分を優しいって認めないから……つい。加蓮ちゃんにも、知ってほしくて」

加蓮「私のことを私に知れって……」

藍子「改めて考えるとおかしいことかもしれませんね。けれど、自分のいいところを自分で見つけられない方って、けっこういますから」

藍子「私からは、加蓮ちゃんもその1人に見えます。余計なお世話かもしれませんけれど……」

加蓮「……アイドルやってる時はそうでもないんだけどね」

藍子「今は、オフの時間ですよ?」

加蓮「分かってるー。分かってないのは藍子の方ー」

藍子「う〜ん?」

加蓮「藍子だって自分のこと分かってないじゃん。自分が分かってないってことを分かってないっ」

藍子「私が分かっていないということを、私が分かっていない……うぅ。なんだか混乱してしまいます」

加蓮「正直言っててもうやめようってなっちゃった」

藍子「あはは……」


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