速水奏「人形の夢」
1- 20
12: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:19:30.97 ID:W4W9+UtG0




学生寮・2号館・343号室

今度は自然と目が覚めた。顔を触ってみるが、おかしなところもない。汗すらかいていない。何だったのかしら、ただの夢……とは思えない。

「奏さん、おはようございます」

「かな子……今、何時かしら」気絶したかのように、随分と長い間寝ていたように思えた。かな子は着替えが済んでいて、カーテンからは高い陽の光が差し込んでいた。

「10時ですよ。眠気覚ましにコーヒーでもどうぞ♪」

「眠気覚ましはいらないわ」頭は冴えていた。ゆっくりと眠ったから、体も疲れていない。

「コーヒー、いらないですか?」

「コーヒーはいただくわ」コーヒーの入ったマグカップは私の机に置いてくれた。見覚えのない淡いピンクのコースターもセットで。休みのうちにどこかで買ってきたのかしら。

「奏さん、あの後は夜更かしをしていたんですか?」

「していないわ」コーヒーに口をつける。少しだけぬるくなっていた。

「あれ?長く寝るタイプでした?」

「違うわね……ねぇ、かな子」

「なんですか?11時頃にお昼に出ようかと、思って。奏さん、朝ごはん我慢できますよね?」
「昨日、幽霊が出たのだけれど」そうとしか言えないのだから仕方ない。かな子なら邪険には扱わないから、正直に言ってみた。どんな反応をするのか、楽しみね。怖がるのか、興味深いのか、あるいは。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
55Res/100.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice