【ミリマス】さかしまの欠片
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42: ◆u/54BSBlPw[sage saga]
2020/02/08(土) 21:24:12.33 ID:RvB9VQpu0
「私のことばから、何かを『視た』から、そのように応えてくださるのではありませんか」

──紬さんが優しいから、そのように言ってくださるのではありませんか。

「エミリーさん、私は嬉しかったのです」

紬さんは、とても愛おしいものを抱えるような口ぶりで、私をじっ、と見ていた。

「エミリーさんは、私が何も言えなかったとき、プロデューサーにぶつかってくれました」

あの時だ。私が自分本位な怒りを、仕掛け人さまにぶつけてしまった時。
今思い返すだけで恥ずべきことで、私は仕掛け人さまにまだ謝罪すらできていなかった。


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