【鬼滅の刃】プロポーズ【ぎゆしの】
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13:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:15:54.39 ID:LYKLrGhZO
その後…それから何百年も経ったころ…



 今日はキメツ学園の卒業式。高校三年生の私は今日でこの校舎を去ることになる。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:20:22.12 ID:LYKLrGhZO
「ねぇ、冨岡先生。私卒業しましたよ」
「…知っている」

 友達にも、後輩にも、気持ちは伝えてきた。唯一の心残りと言えば、この恋心だけ。鬼のいないこの世の中ならば想いを伝えられるかとも思っていたが、蓋を開けてみれば私は生徒で彼は教師だった。前世程ではないが、どうやら今世でもこの恋は許されないらしい。いや、これはきっと前世で勝手に諦めた私に対する罰なのだ。


15:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:23:53.84 ID:LYKLrGhZO
「明日から、私はここには来ませんよ?本当にわかっていますか?」
「…わかっている」

 だから、別れてしまうのが名残惜しくて、こんな夜遅くまで学校に残ってしまうことくらいは許してほしい。少しだけ、これだけ言って前世のように諦めるから…


16:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:24:22.70 ID:LYKLrGhZO
「それにしても、今日は…『月が綺麗ですね』」

 それは冨岡先生には絶対通じないだろうけれど、いえ通じないからこそ選んだのですが、私の自己満足なのだ。私はきちんとこう言って自分の気持ちにケジメをつけたいだけなのだから。


17:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:24:48.63 ID:LYKLrGhZO
「胡蝶…」
「はい?」

 どうして呼び止めるのだろう。早く帰って泣きたいのに。貴方の目の前では泣きたくないのに。全くそんなんだから嫌われるんですよ…

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2020/03/25(水) 21:25:42.08 ID:LYKLrGhZO
「胡蝶…」
「はい?」

 どうして呼び止めるのだろう。早く帰って泣きたいのに。貴方の目の前では泣きたくないのに。全くそんなんだから嫌われるんですよ…

以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:26:15.96 ID:LYKLrGhZO
「先…生…もしかして…記憶が…?」
「あぁ、俺たちは無惨を倒した。今、この世を平和にするために…だから」
「冨…岡先…生…」
「卒業したんだろう?前みたいに呼んではくれないのか?」
「冨岡さん…」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2020/03/26(木) 06:38:24.91 ID:HQoNnT+30
良いぞ良いぞ


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