15:☆2/2 ◆AL0FHjcNlc[saga]
2020/03/30(月) 21:26:34.56 ID:pVyNxzTm0
━━━━夜━━━━
【高峯家】
のあ「アー………」
のあ「確かに、クールやミステリアスなキャラはウケがいいのかもしれないけど……」
のあ「でも、可愛らしい恰好をしてお仕事もしてみたいわ」
のあ「着ぐるみでテーマパークのマスコットとか、メイド服とか、魔法少女とか………コスプレ?」
のあ「あぁ、やきもきする」
siri『もっと積極的に、自分をアピールしてみたらどうでしょうか?』
のあ「アピール……」
のあ「でも、こんなこと面と向かって言うのは恥ずかし───」
のあ「───!」ピーン!
のあ「そ、そうかっ! 別に口に出さずともいいんだわ!」
のあ「服装……、これでアピールすれば……っ!」
のあ「そうと決まれば、一旦クールキャラは忘れよう」ガタッ!
のあ「……」ガサガサ
のあ「可愛い服装……可愛い服装……」ガサガサ
のあ「…………」ガサガサ
のあ「………………」ガサガサ
のあ「……………………」ガサガサ
のあ「…………………………」ガサガサ
のあ「………………………………」ガサガサガサガサ
━━━━翌日━━━━
【事務所】
P「(……!)」
のあ「……」
P「高峯さん、これは珍しい」
P「貴女が、その……スウェットとパーカー……ですか? 控えめでグレーの……」
P「カジュアルな恰好ですね。いつもはもっと(SF映画みたいに近未来的で独創的な)洒落た格好をしているのに……」
のあ「…………」
P「……の、のあさん? ぐったりして……具合が悪いんですか?」
のあ「…………」
のあ「可愛い」
P「えっ?」
のあ「“可愛い”って……何かしら…………」
P「(ふ、深い! 禅問答か……!?)」
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