ましろ「踏み出す勇気と」つくし「踏み込む勇気」
1- 20
22: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:11:58.80 ID:SlTzITWg0
ましろ「あ、あのねっ!」
つくし「っ!?な、何っ?」

ましろ(自分でもびっくりするくらい大きな声が出た気がするけど、そんなことはどうでも良くて。とにかく二葉さんに伝えなきゃ)

以下略 AAS



23: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:12:26.55 ID:SlTzITWg0
つくし「ーーそ、それって……っ!?」

つくし(倉田さんは今日、『好きな人を誘うつもりだった』。そして、『最初から私を誘うつもりだった』)
つくし(一見矛盾したそれが意味することはたった一つで……それでもまだ『そんなわけない』ってどこかで否定しようとする、弱い私がいた)
つくし(だって、そんなことあるはずないもん……倉田さんが好きな人が……私なんて……!)
以下略 AAS



24: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:12:52.46 ID:SlTzITWg0
ましろ「だから……えっと、あのね……?」
つくし「……そんなこと、ありえないよっ」
ましろ「えっ……?」
つくし「やっぱりありえるはずないよ。倉田さんが好きになった人が……私だなんて」
ましろ「ーーっ!?なんで気付いて……あっ……!」
以下略 AAS



25: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:13:20.82 ID:SlTzITWg0
つくし「だってだって、私だよ?八潮さんみたいに頭もよくないし、広町さんみたいになんでも出来るわけじゃないし、透子ちゃんみたいに人気者でもないし……!」

ましろ(悶えてる横で、次々と他の人の良いところを挙げていく二葉さん。でもそれは明らかに自分へ向いた否定の言葉)

つくし「大事なところですぐドジしちゃうし、結局今回だって倉田さんの助けになれてなかったのに……」
以下略 AAS



26: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:14:25.31 ID:SlTzITWg0
ましろ「ーー違うもんっ!!」


27: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:14:54.93 ID:SlTzITWg0
つくし「っ!?」
ましろ「私はそんなことを聞くために、そんな姿を見るために二葉さんを誘ったわけじゃない!二葉さんと一緒に居たいから誘ったの!!」
ましろ「一緒にいるだけで楽しいから!二葉さんの笑顔を見たいから!」


28: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:15:20.39 ID:SlTzITWg0
ましろ「ーー二葉さんが好きだから!ここにいるの!!」


29: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:15:51.13 ID:SlTzITWg0
つくし「ーーっ、ぁ……」
ましろ「だから、お願い。私の大好きな二葉さんのことを、そんな風に言わないで……?」
ましろ「悩みを笑顔で聞いてくれて嬉しかった。一緒に悩んでくれて楽になった。頑張れって言ってくれて、勇気が出た」
ましろ「二葉さんは、きっと……いや絶対、すごくステキな人だよ。だから私も好きになったんだよ……」
つくし「……倉田さん……ごめんね……っ」
以下略 AAS



30: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:16:26.67 ID:SlTzITWg0
つくし「……うん……ありがと」

ましろ(涙でぐしゃぐしゃになりながらだけど、やっと笑顔を見せてくれる。それは私が求めていた表情で、私が好きになった二葉さんだった)
ましろ(多分、私と同じで……ずっと悩み続けてたんだ。周囲との才能の差を感じて)
ましろ(自分に自信が持てなくて、周りには好かれてるなんて思えなくて)
以下略 AAS



31: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:16:53.64 ID:SlTzITWg0
ましろ「……なんか、恥ずかしいね。こういうこと言うの」
ましろ(少し頭が冷めてきたのか、一気に恥ずかしさがこみ上げてくる。顔も多分、すごく赤い)
ましろ(でも不思議と逃げ出したくはならなかった。多分、本心を伝えてスッキリしたのもあると思うけど)

つくし「言い出したのは倉田さんでしょ……ぐすっ」
以下略 AAS



32: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:17:22.40 ID:SlTzITWg0
ましろ「えっ……」
つくし「好きな人が、いるんでしょ?気持ちを言っただけで満足してるの……?」
ましろ「ぁ……」

ましろ(確かに、そうだ。私は二葉さんと一緒にいたくて、二葉さんの声が聞きたくて、二葉さんの笑顔が見たくて……)
以下略 AAS



64Res/37.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice