ましろ「踏み出す勇気と」つくし「踏み込む勇気」
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44: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:24:24.53 ID:SlTzITWg0
ましろ「……」
つくし「……ましろちゃん?」

つくし(たまにお互いの名前を呼び合いながら、体を擦り寄せてくるましろちゃんを抱き締め続けて)
つくし(ましろちゃんの方も、始めはマーキングでもするかのようだったのに、今では私に身を委ねるだけ)
以下略 AAS



45: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:25:04.89 ID:SlTzITWg0
つくし「もしかして、眠くなってきた?」
ましろ「そうかも……さっきから、不思議な感じなの」
つくし「……?」
ましろ「つくしちゃんとこうしてると、身体がぽかぽかしてきて、頭がぽーっとしてきて……すごく安心する……」
つくし「……ふふ。このまま寝てもいいよ?しばらくしたら起こしてあげる」
以下略 AAS



46: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:25:43.38 ID:SlTzITWg0
つくし(すやすやと寝息を立てるましろちゃんは、安心しきった表情で……やっぱり寝顔も可愛い)

つくし「……いっぱい悩んで、いっぱい頑張ったもんね」

つくし(ずっと前から自分の気持ちに悩んでいて。それを私に打ち明けるのには、想像できないほどの苦悩があったはず)
以下略 AAS



47: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:26:11.76 ID:SlTzITWg0
つくし(手持ち無沙汰だし、ゲームでもしようかなとスマホを取り出してみる)
つくし(ましろちゃんを起こさないようにイヤホンもつけて……と、そこで今入ったらしい一件の通知に目が止まった)

透子『今日の倉田なんかぼーっとしてたけど、二葉は何か知らね?』

以下略 AAS



48: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:26:45.14 ID:SlTzITWg0
つくし『ちょっとした悩み事だったよ』

つくし(八潮さんは頭が良いからすぐ気付いちゃうし……出来るだけ何も言わないようにしないとね)

透子『いやあれはそんな感じじゃなかったでしょ。さては二葉、何か隠してるな?』
以下略 AAS



49: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:27:11.62 ID:SlTzITWg0
七深『呼んだね〜。前は倉田さんだったと思うけど』
透子『マジかよ絶対なんかあったじゃん!いつの間にそんな仲良くなってんの!』
七深『これはひょっとして……そういうことだったり……?』
透子『そういうことってどんな!?』
七深『どういうことだろうね〜?』
以下略 AAS



50: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:27:41.05 ID:SlTzITWg0
ましろ「……んぅ……つくし、ちゃん……?」
つくし「っ……ましろちゃん?起きた?」
ましろ「……もう、ちょっとだけ……」
つくし「……うん」

以下略 AAS



51: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:28:08.22 ID:SlTzITWg0
つくし(その後は何事もなく、ましろちゃんの可愛い寝顔を眺めながらゆったりとした時間を過ごして)
つくし(当初はスマホでゲームをするつもりだったんだけど、チャットで全部吹き飛んじゃってて。それに、こうしてましろちゃんの顔を見ているだけで退屈しないし)
つくし(けどそろそろ晩ごはんの時間だし、起こしてあげないとね)

つくし「ましろちゃーん……?」
以下略 AAS



52: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:28:44.99 ID:SlTzITWg0
つくし「どうしてもダメ?」
ましろ「だめ……つくしちゃんは、私といっしょじゃなきゃだめなの……」
つくし「……しょうがないなぁ」

つくし(口ではそう言ってみるけど、内心ではとても嬉しい。一緒が良いって言ってくれて、我儘を言うくらい好きでいてくれて)
以下略 AAS



53: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:29:37.31 ID:SlTzITWg0
つくし「ましろちゃんのご両親は、いつ帰ってくるの?」
ましろ「……たぶん、日曜まで帰ってこない」
つくし「明後日かぁ……ましろちゃんは、明日何か用事はある?」
ましろ「特にないけど……」
つくし「じゃあこのまま、お泊まり会にしちゃおっか」
以下略 AAS



54: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:30:09.64 ID:SlTzITWg0
ましろ「えへへ……つくしちゃんの匂い」
つくし「ちょ、そんなに嗅がないでよ……!恥ずかしいから……」

つくし(いつの間にかスンスンと匂いを嗅がれていたらしく、咄嗟にましろちゃんの肩を掴んで顔を離す)
つくし(そのことにましろちゃんは不満そうな顔をしていたけれど……ましろちゃんってもしかして、そういうのが好きなのかな?匂い、とか……)
以下略 AAS



55: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:30:38.21 ID:SlTzITWg0
つくし「か、帰ってこの続き……早くしたいから……なんて」

ましろ「つくしちゃん……!」

つくし「ーーあ、いや、今のは何でもなくてね!?つい漏れちゃったというか、ちが……」
以下略 AAS



56: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:31:12.10 ID:SlTzITWg0
つくし(結局あの後は帰ってきてすぐに布団に入って。一緒の布団に入って最初はドキドキしてたけど……ましろちゃんが相変わらず甘えてくるから、途中からは落ち着いていたかもしれない)
つくし(私も私でましろちゃんに甘えられることが当たり前になっていて。土曜日も日曜日も、殆どましろちゃんを抱き締めたまま過ごしていた気がする)
つくし(そして当然それは、月曜日になっても変わることはなくーー)


57: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:31:44.24 ID:SlTzITWg0
ーー月ノ森女子学園

ましろ「つくしちゃーん……えへへ……」
つくし「みんな見てるし……続きは帰ってからに……」
ましろ「……つくしちゃんは嫌?」
以下略 AAS



58: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:32:37.65 ID:SlTzITWg0
七深「おぉ〜……しろちゃん、まさかここまでとは……」

つくし(アトリエということは、当然他のメンバーもいるわけで。学校で集まった時には腕に抱き付いたましろちゃんにすごく驚かれたけど、今となっては慣れてきている様子)

透子「ま、なんもないなら良かったけどさ。二葉はそれでいいの?」
以下略 AAS



59: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:33:15.98 ID:SlTzITWg0
ましろ「……むぅ」

つくし(視線を感じて振り向けば、ましろちゃんが少し不満げな顔でこっちを見つめて来てて)
つくし「……分かってるから、大丈夫だよ」

以下略 AAS



60: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:34:10.03 ID:SlTzITWg0
七深「あちゃ〜、完全に二人の世界に入っちゃってるね……どうする、るいるい?」
瑠唯「休憩が終わったら呼べばいいでしょう?二葉さんも倉田さんも、そのくらいは理解しているはずよ」
透子「ま、好きにさせてやりますか」
瑠唯「……珍しく静かね」
透子「いやいや、あたしのこと何だと思ってんのさ」
以下略 AAS



61: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:34:42.07 ID:SlTzITWg0
つくし「ーーだって。ましろちゃん、練習に戻ろ?」

ましろ(いつも通りつくしちゃんに甘えていたところで、透子ちゃんの声が聞こえた。練習の続き、かな)
ましろ(もちろん練習はするけど、ちょっとだけ物足りない気持ちもあって……)

以下略 AAS



62: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:35:34.82 ID:SlTzITWg0
ましろ(『私には何もない』そう思っていた時もあったけど……今はつくしちゃんがいてくれるから、十分すぎるほどに満たされる)
ましろ(空っぽだった私の心が段々埋まってきてる気がして、つくしちゃんといれば色々なものが明るく楽しく見える)

ましろ「ーーうんっ!」

以下略 AAS



63: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:37:48.57 ID:SlTzITWg0
終わり。時系列がバンドストーリー直後くらいを想定してるので、メンバー間の呼称は初期のものになってました
ましつく流行れ


64:名無しNIPPER
2020/04/21(火) 12:40:56.43 ID:VTqPpNvDO
おつ


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