もしもし、そこの加蓮さん。
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11:名無しNIPPER[saga]
2020/04/25(土) 21:11:25.20 ID:63FTC/uF0

 「…………かみさま」


テンノカミサマの言う通り。


加蓮の脳裏で、ある種の決まり文句が踊ります。
咀嚼するように加蓮がもう一度、カミサマ、と呟きました。

 「……ふぅん」

少し首を傾げてから、差し入れのフィナンシェをもふり。
満足気に顔を綻ばせる娘を見て、二人はようやく肩の力を抜きました。


ですが加蓮は、やはり負けず嫌いでした。



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