もしもし、そこの加蓮さん。
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12:名無しNIPPER[saga]
2020/04/25(土) 21:22:04.98 ID:63FTC/uF0

何度目かの退院を果たすと、加蓮は足繁く図書館へと通うようになりました。
以前から読書に費やす時間は多かった彼女ですが、今回はそれに輪を掛けて。
学校のお勉強よりもよっぽど熱が入っています。


要するに、その神様って奴をやっつけてやればいいんだ。


出発点となるその発想から既に彼女らしさの塊でした。
うっすらとではありますが、孫子の兵法をも学んでいた加蓮は、
まず神様の弱点について調べてやる事にしたのです。


小学生とって、いえ、そもそも大人にとっても、
『神』の概念を理解するのは決して容易ではありません。

しかしそこは日頃より書に慣れ親しんできた彼女の事。
図書館で棚を引っ繰り返し始めたその日の内に、
神とは宗教なる概念に根ざす存在である事実を突き止めてしまいます。

尻尾を踏んづけてしまえばもう彼女のもの。
続け様に彼女は三大宗教―
―合わせて四十億人以上の信徒を数える、キリスト教、イスラーム教、ヒンドゥー教―
―の存在を知りました。
そして、それぞれの宗教には教典と呼ばれる教科書があるらしいという情報も。


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