ドラクエ5主人公「うちのヘンリーの反逆精神がやばい」
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1:名無しNIPPER
2020/05/10(日) 17:53:41.97 ID:shxSnW+K0


〜神殿建設場〜

むち男「おらっ、おらっ、働け奴隷どもぉ!」

むち男「さっさと岩を運ぶんだよ!」

パチンパチン

主人公「くっ……」

主人公(父さんが死んでから10年が経った)

主人公(遺言に従って、どこかで生きているという母さんを探しに行きたいのに、僕は教祖とかいう奴の命令で神殿を作るために岩を運ぶ毎日)

主人公(こいつらに反逆しようにもHPもないし、武器もない、一体どうすれば……何か活路はないのか)


むち男「おいおい、相変わらずてめぇの目は生意気だよなぁ」

むち男「おらっ、また懲罰房に行きてえか!」

パチンパチン

主人公「ぐあっ!」

主人公「す、すみません」

むち男「そうだ、それでいいんだ」

むち男「お前らはそうやって一生俺たちの言うことを聞いていればいいんだよ」

主人公「くっ……」


目がかすむ。情けないことだ。

少年期には無限だと思っていた体力も、たった数発の鞭打ちで倒れそうになってしまう。おそらくは毎日体を酷使されているせいだろう。

僕はこのまま――ここで一生を終えるのだろうか。悔しい、悔しい、悔しい。

そう自暴自棄になっていると、不意に、聞きなれた親友の叫び声が聞こえてきた。


ヘンリー「主人公ぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

むち男「!?」

主人公「へ、ヘンリー!?」

ヘンリー「おい傷大丈夫か!? てめぇら……俺の親友に、なにしてくれてんだコラァ!!」

むち男「貴様は……主人公と同じく問題児のヘンリーだな!?」

むち男「ちょうど良いわ、貴様も生意気な囚人と思っておった。二人ともボコボコにしてやるわい!」

ヘンリー「あ? やってみろよ……できるもんならな!」

ヘンリー「うぉぉおおおおおおお! いっけぇえええええ!!」

ヘンリーは、よくある漫画の叫び声っぽく意気揚々とむち男に特攻していった。


けど普通に負けた。

ヘンリーは精神は強いのだが、ぶっちゃけ戦闘能力は皆無だったのだ。


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