【対魔忍RPG】まりの大冒険 ふたたび
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12: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:04:29.00 ID:5z9OpdEU0
「はうっ」

酔っ払いがまりを突き飛ばす。

不意を突かれたまりが後ろ向きに倒れる。
以下略 AAS



13: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:05:47.24 ID:5z9OpdEU0
――かに思われたが、何者かがその背中を受け止め、優しく声をかけた。

「まったく、相変わらず揉め事に首を突っ込むのが好きなようだな、君は」

それは、まりがよく知った声であった。
以下略 AAS



14: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:06:25.50 ID:5z9OpdEU0
「紅さん!」

「久しぶりだな、まり。春の任務以来か」

まりを支えた女性――心願寺紅がまりに微笑みかけた。
以下略 AAS



15: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:07:16.94 ID:5z9OpdEU0
「すまないが、店主はこの後私と約束があるんだ。今日は別の店に行ってくれないか」

「何度も言わせるなってんだろ!俺は九龍会だぞ!?俺が酒を出せって言ったら出すんだよえーっ!」

「九龍会?…ああ、お前あそこの構成員なのか。あのシフォンとかいう女のいる…」
以下略 AAS



16: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:07:48.59 ID:5z9OpdEU0
ビシッ。

「痛ぅっ!?」

――が、瞬く間に紅の鋭い手刀で弾き飛ばされてしまった。
以下略 AAS



17: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:08:50.47 ID:5z9OpdEU0
「本の魔人を取り逃がしてからは大人しくアミダハラに帰ったと思っていたが…またセンザキに出しゃばってきているのか。ご苦労なことだな」

「ほ、本の魔人だあ…?テメェなんでそんな古い話を知って…る…」

手刀を食らった痛みが酔いを中和したのか、焦点の定まらなかった男の目がようやく紅をはっきりと見据えた。
以下略 AAS



18: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:09:53.84 ID:5z9OpdEU0
「おまっ…対魔忍………あのときの…」

「なんだお前、あのとき私にのされた連中の一人か」

ずい、と紅が前に歩み出る。酔っ払いは素早く後ずさる。
以下略 AAS



19: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:10:38.61 ID:5z9OpdEU0
「あのぅ…」

まりが男になにかを差し出した。

「?」
以下略 AAS



20: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:11:25.39 ID:5z9OpdEU0
まりが差し出したのは先ほど男の手から弾かれた銃…だったはずなのだが、重心がぐにゃぐにゃに曲げられて“ひねり揚げ”のようになってしまっていた。

まりが素手でねじってしまったのだ。

「ひーーっ!!!!」
以下略 AAS



21: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:12:09.81 ID:5z9OpdEU0
「やるじゃないか。随分気の利いたあしらい方を覚えたな」

「い、いえ、そんな大したことじゃ…えへへ…」

まりが赤面する。“本の魔人事件”以来、紅はまりにとって最も尊敬する対魔忍の一人だ。
以下略 AAS



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