【対魔忍RPG】まりの大冒険 ふたたび
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22: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:13:29.06 ID:5z9OpdEU0
「今日はまた任務の帰りか?」

「いえ、今日は完全にプライベートで…その…紅さんに会いに…」

「…そうか。思えば春の任務の時はゆっくり別れを言う暇も無かったからな…私も心残りだったんだ」
以下略 AAS



23: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:14:12.19 ID:5z9OpdEU0
――紅の生家、心願寺一党は、かつて五車に反旗を翻したふうま一族による反乱“弾正の乱”に加担したことで里を追われた一族である。

もっとも積極的に反乱に加わったわけではないため、五車の長『井河アサギ』は追放に反対であった。



24: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:14:48.00 ID:5z9OpdEU0
――が、紅の祖父『心願寺幻庵』は追放を受け入れた。

心願寺を追放せよとの動きにはふうまの力を削ぎたい政府による横槍があったとされ、逆らえば無用な血が流れると判断したのだ。

その後幻庵は隠居の身となり、紅も祖父の意思を継いで五車に所属しない流浪の対魔忍として生きてきた。
以下略 AAS



25: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:15:40.57 ID:5z9OpdEU0
――しかし今年の春、心願寺の忍が井河アサギを暗殺せんとする事件が起きた。

紅は井河アサギから特別の許しを得て五車に学生として潜入し、従者の『槇島あやめ』と共にこれを捕らえた。




26: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:16:15.42 ID:5z9OpdEU0
――「あなたが望むなら、このまま学園に残ってもいい」

アサギからの願ってもない申し出を、紅は固辞した。

(おじいさまが五車と心願寺のため、苦渋の思いで結んだ誓約を、今さら私が破るわけにはいかない…)
以下略 AAS



27: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:16:51.91 ID:5z9OpdEU0
かくして、紅は再び五車を去り、以前と同じく流浪の対魔忍として生きる道を選んだのだ。


28: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:17:59.01 ID:5z9OpdEU0
「お二人とも、有難うございました。紅さんと…」

「あ、私、篠原まりです」

「篠原さん。本当に有難うございました。助かりました。」
以下略 AAS



29: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:18:25.06 ID:5z9OpdEU0
「こちらは森浦さんだ。今日はこれから仕事の依頼を聞く予定だったんだが…場所を変えたほうがいいだろうな」

「では、私の家に…少し離れていますが…」

「あ、それなら私、屋台引きますよ!こういうの得意なので!」
以下略 AAS



30: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:19:01.89 ID:5z9OpdEU0
「いえそんな…助けていただいたうえにそんなことまで…」

「お言葉に甘えさせてもらいましょう、森浦さん。彼女はこう見えてかなりの力持ちなんですよ」

(えへへ…紅さんに褒められてる…)
以下略 AAS



31: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:19:46.63 ID:5z9OpdEU0
「…まり、もし良ければなんだが…このまま私の仕事を手伝って貰えないか?」

「えっ」

「せっかくのオフに申し訳ないんだが、君の力があれば私も心強い。もちろん報酬も」
以下略 AAS



32: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 17:23:23.52 ID:5z9OpdEU0
>>31
誤字ったのでもういちど

「…まり、もし良ければなんだが…このまま私の仕事を手伝って貰えないか?」

以下略 AAS



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