【安価】美少女「ロッカーに手紙?」
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18:名無しNIPPER[saga]
2020/10/04(日) 19:20:30.46 ID:8Fy267tcO
マドンナ「♪」

美少女(あっ! あそこにいるのはマドンナちゃん! そうだ、ホラー好きなマドンナちゃんならひょっとして……!)

美少女「マドンナちゃん助けて!!」

マドンナ「この声は美少女ちゃん? どうしたのこんなところで」

美少女「お願い助けて、死神に追われてるの!」

マドンナ「死神?」

美少女「見えない? そこにいるんだよ! 私の命を狙う死神が!」

死神「クケケーー!!」

マドンナ「ごめんなさい、わたし霊感ゼロなの」

美少女「ええ!?」

マドンナ「さらに言うと、ホラー好きであってオカルト好きではないから死神の対策は全く知らないの。存在は信じてるけど」

美少女「そんな!! 幽霊も死神も一緒みたいなもんでしょ!?」

マドンナ「説明したほうがいい? 幽霊は人の魂から成る……」

美少女「ああ、それ以上はいいから! ホラー好きに火をつけてごめん!」

美少女(うう、どうしよう。倒す方法は無いのかな。おじいちゃん、肝心な倒す方法を書いてさえくれれば……)

マドンナ「……」スッ

美少女「へ? ま、マドンナちゃん何して……」

マドンナ「死神がいるのはこっちで合ってる?」

美少女「うん」

マドンナ「そう。ごめんなさい死神さん、この女の子は今ここで死なせるわけにはいかないの。せっかくできたホラー仲間だから」

マドンナ「来週映画を観に行く予定も立ててるの。そのあとカフェでホラー談義したり、ツタヤで映画を借りてホラー映画鑑賞会をしようかな、と思ってるの」

美少女(聞いてないんだけど)

マドンナ「わたし、すごく嬉しかった。こんな近くにホラー好きがいたなんて。今までずっと誰にも話さず一人で楽しんでて、それはそれで良かったんだけど、ふとした時に『ああ、誰かと盛り上がりたいな』なんて寂しさを感じてて」

マドンナ「学校じゃ高嶺の花なんて噂されてるから、こんな趣味大っぴらにできないし。部屋はホラーグッズで埋め尽くされてて当然クラスの女の子も家に呼べない。このまま誰とも親密になれず学校生活を終えるんだろうなぁって思ってた」

マドンナ「でも今日、わたしの中のホラーオタクが暴走して、美少女ちゃんと心から話すことができて、考えが変わったの。これから美少女ちゃんと色んな話をして……そのうち、お友達になれたらな、なんて考えてたりして……」

美少女「マドンナちゃん……」

マドンナ「だから、死なせるわけにはいかない。美少女ちゃんはわたしが守る!」

美少女「だ、ダメだって。私を庇ったらマドンナちゃんも死んじゃうかもしれないよ」

マドンナ「大丈夫。そうなったら幽霊になって美少女ちゃんの守護霊になる。そうすれば一緒にいられる、ホラー談義もできるでしょ?」

美少女「一番やめてほしいかな、それ」

美少女(あれ? っていうか、死神がいつまで経っても襲ってこない?)


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