みんな天使になってどっか飛んで行った
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3:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:10:38.89 ID:2kLflUvfO

 ***


 真っ暗なスーパーの中で、僕は舌打ちをした。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:15:08.76 ID:2kLflUvfO

 一通り売り場を回る。
 取り残された野菜や果物は黒くなり、
 甘いような酸っぱいような得も言われぬ臭いを放っていて、、
 僕は吐きそうになる。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:17:27.89 ID:2kLflUvfO

 外へ出る。
 出口の横に立てかけておいた、
 自分のクロスバイクにまたがる。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:22:14.11 ID:2kLflUvfO

 ***


 この天使化現象ってやつがいったいなんなのか。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:26:12.60 ID:2kLflUvfO

 店員のいない本屋から手あたり次第に漫画をかっぱらって、
 自室に引きこもって、僕は漫画をひたすら読んだ。
 親が飯だと呼ぶとき以外、ほとんど部屋の外にも出なくなった。

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:29:04.76 ID:2kLflUvfO

 両親は二人とも口数が少なく、
 思い出せる限り、温かな家族団らんってものを味わった記憶は僕にはなくて、
 夫婦仲は険悪なのだとすら思っていた。

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:32:19.58 ID:2kLflUvfO

 ***


 ペダルを回しながら、
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:38:03.30 ID:2kLflUvfO

 ゆっくりとブレーキをかけ、僕は自転車を止めた。
 いったい何が聞こえたのかと首をかしげ、
 音の正体を探ろうと息をひそめた。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:42:03.19 ID:2kLflUvfO

 いくつかの交差点を通り過ぎて、
 僕はほどなくその場所に辿り着いた。


以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:45:31.12 ID:2kLflUvfO

 彼女が歌うその姿は、一見するだけじゃあ
 なんとも絵になりそうな綺麗な光景だった。

 一見はね。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 22:48:15.47 ID:2kLflUvfO

 ギターの音色は途切れ途切れ、怪しい音がすぐ混入して、
 歌の音程はすぐどっかに飛んで行ってしまいそうで、
 まるでなんだか、死にかけた野良犬のうめき声みたいな演奏だった。

以下略 AAS



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