冨岡義勇♀ 「炭治郎は優しい。だから好きだ」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:42:18.05 ID:UGFpCWbxO
「どうした、炭治郎?」

しばらく固まっていた俺を怪訝そうに伺う義勇さんに慌てて取り乱したことを謝罪する。

「あ、いえ。ちょっと驚いてしまって……あの、その……大丈夫なんですか?」
「ああ。命に別状があるわけではないからな。胡蝶が女体化を解く薬を調合してくれているから心配は要らない」
「そう、ですか……」
「しかし、薬が出来るまで鬼と戦うことは難しそうだ。俺の戦い方では、胡蝶や甘露寺のような力は出せない。不甲斐ない限りだ」

こんな状態になってまで鬼と戦おうとしている義勇さんを改めて尊敬しつつ、労った。

「仕方ないですよ。今はゆっくり休んでください。休むことも、鬼との戦いです」
「炭治郎……お前は本当に良い後輩だな」

ん? 義勇さんの顔が赤い。額に手を伸ばす。

「良かった。熱はないようですね」
「炭治郎……お前は他の女にもそうやって無遠慮に触れているのか?」
「え? な、何か気に障りましたか……?」
「いや、いきなり額に触れられて驚いただけだ。それにしてもお前の手は……温かいな」

額に当てた俺の手を取る義勇さんの指先は、まさしく女性のもので、変な気分になる。


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