冨岡義勇♀ 「炭治郎は優しい。だから好きだ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:43:26.92 ID:UGFpCWbxO
「義勇さんその、手を離して貰えると……」
「見舞いに来たのなら、手くらい握れ」

そう言われるとそういうものかと思えたが、いやしかし、果たして本当にそうなのか。
義勇さんとこうして手を繋いでいる現状は、見舞いの光景として本当に正しいのか。

「時に炭治郎」
「は、はい! なんですか?」
「お前は今、意中の相手は居るのか?」
「はい?」

尋ねられた意味が分からず、困惑していると義勇さんは言葉を選ぶように再び尋ねた。

「懸想している相手が居るのか聞いている」
「懸想って……いえ、特には」
「そうか。ならば丁度いいな」

丁度いいってなんだ。なんだか嫌な予感が。

「炭治郎。もしもこのまま俺が男に戻れなかったら、俺にお前の子供を産ませてくれ」
「な、ななな、何を言ってるんですか!?」

いよいよわけのわからない展開になり始めたと自覚した時には既に遅く、義勇さんは完全にその気になってしまっていると悟った。


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