堀裕子「ぴーぴーかんかん?」
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5:名無しNIPPER
2021/06/23(水) 17:38:41.32 ID:YBAOIjLn0
新しいとも古いとも言い難いような雰囲気を纏った旧校舎の玄関を開けてから階段を昇って図書館へ向かう。
当たり前なのだけれども二階の廊下にも人は誰も居なくて、グラウンドの方から聞こえてくる野球部の掛け声だとか
どこか聞き覚えのある吹奏楽部の合奏だとかそう言う少し離れた場所から聞こえてくる喧噪が、古ぼけた窓ガラスから射す夕日に反射していた。

ふと窓を開けると風が吹いた。初夏を迎えた七月の涼しい風だった。いつまでもこの季節が続けばいいのにな。
なんて夢見心地な妄想を抱いてから、そんな事を考えている、どこか浮かれた気分の自分の事が恥ずかしく思える。


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