ダクネス「で、どうするんだ、カズマ」カズマ「うーん……アイリスの披露宴かぁ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/09(金) 21:31:18.96 ID:bDWBTL5CO
「違うだろ! ホワイトホールだ! ホワイトホームじゃかっこ悪いだろうが!?」
「だ、だってお姉ちゃんが……」
「めぐまが間違えたのが悪いんですよ」
「カズマカズマ! 私の出番はまだですか?」

娘2人に説教を始めるカズマと、所在なさげに茂みから顔を覗かせた妻のめぐみん。
嘆息したカズマはめぐみんに指示を出す。

「はあ……もういいからぶっ放せ」
「いきます! エクスプロージョン!!」

ドーン! と、夕陽が落ちかけた夜空を照らす特大の爆裂魔法。めぐみんの得意技である。

「毎度毎度よくやるな、お前たち」
「おかえりなさい、ララママ!」
「早く帰ってご飯を食べましょう!」

疲れた身体が余計に疲れる演出だが、この子たちなりに私を労ってくれているのだと察して、ひとまず2人を抱っこして家に向かう。

「カズマ、リリとルルの様子はどうだ?」
「お前の帰りを待ちきれず寝ちまったよ」
「あ、今の爆裂魔法で起きたみたいです」

家に入ると娘たちの鳴き声に出迎えられた。
アクアが2つ並んだ小さな寝台の間を行ったり来たりしながら赤ん坊をあやしている。

「あーもう泣かないで! あなたたちが泣いていると私まで悲しくなるの! 私まで泣いちゃうからもう泣かないで! うわぁーん!!」

赤子に混じって泣き喚くアクアに呆れながら、この騒がしさに包まれるのは思いの方、心地よいと私は感じてしまう。帰ってきた。


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