ダクネス「で、どうするんだ、カズマ」カズマ「うーん……アイリスの披露宴かぁ」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/09(金) 21:44:27.41 ID:bDWBTL5CO
「アクア! ひとのマントで赤ん坊の尻を拭くなっていつも言ってるだろ!?」
「仮にも父親なんだから実の娘のうんちでごちゃごちゃ言わないでよ!!」
「言うわ! 言うに決まってんだろ!?」

肝心なところでいつも抜けているカズマ。
しかし、何故だろう。だから安心出来る。
今回赴く戦いも、くだらないものになる。

「拭くならお前の羽衣で拭け!」
「女神の羽衣をなんだと思ってるのよ!?」
「フワフワして尻拭くのに丁度いいだろ!」
「大罰当たり! そんなことしたら痔になるんだからね! 痛くて座れないんだから!!」
「いいからさっさとその羽衣をよこせ! 出発前に捻り出して尻を拭いてやる!!」
「いーやー! カズマのうんち塗れの羽衣を首の周りにフワフワさせるのは嫌なの!!」

カズマのうんち塗れの羽衣を首の周りにフワフワ漂わせるアクアを想像して堪えきれず。

「フハッ!」

私とめぐみんは嗤う。腹を抱えて絶倒した。

「フハハハハハハハハハハハッ!!!!」

騒がしい家族とそして漂う、うんちの匂い。
この先、隣国と戦争が勃発するかもしれない瀬戸際で、私たちは平和を満喫し哄笑する。

たとえ。そう、たとえカズマが新しい魔王としてこの国と敵対しようともついていこう。

「カズマと結婚して良かったです」
「ああ……私も心から、そう思う」

糞塗れの英雄の背中が愛しくて私は好きだ。


【この素晴らしい英雄に祝福(?)を!】


FIN


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