阿良々木月火「もうお兄ちゃんうるさい!!」阿良々木火憐「ぶっ飛ばすぞ!!」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/13(火) 23:10:48.70 ID:BpNphpLIO
「故に選ばなかったのじゃろう?」
「たとえ選んだとしてもの話だよ」

例えばあの時火憐ちゃんを選んだとしよう。
火憐ちゃんをお嫁さんにしようとする僕を、必ず正義の下、月火ちゃんが裁く筈だ。
その逆もまた然り。それこそが正しい。

「やれやれ。我が主人さまは自罰的すぎる」
「なんなら、お前が裁いてくれてもいいぜ」
「裁くと言っても心渡で三枚おろし、じゃ」

三枚におろしてくれたら、火憐ちゃんと月火ちゃん、それから忍のぶんも確保出来るな。

「かかっ。博愛主義者のつもりか?」
「3人の僕がそれぞれ大切な人を想うのは博愛主義とは言わないだろ。大目に見てくれ」
「大目に見る。すなわち曇りなき眼じゃな」

悪を大目に見ること。
悪に目を瞑ること。
悪を見逃すこと。

それが恐らく、長くこの世界を彷徨った忍の境地であり、曇りなき眼なのだろう。


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