ジャンヌ・ダルク「少し席を外しますね」ジル・ド・レェ「うんこですかな?」
1- 20
2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/23(木) 23:15:44.53 ID:H9cwANIEO
「ジル元帥。全ては済んだことです」

その昔、私は異端審問の末火刑に処された。
それは事実であり史実であり真実なのです。
いくらその数十年後に有罪判決が覆されようとも、あの時、あの瞬間、私は罪人だった。

「戦争を扇動した私の罪は償わなければならなかった。それが、神の御意志だったです」
「神!? もしもそれが神とやらの真意ならばその神眼はさぞ節穴だったのでしょうな!」

唾を飛ばしながら反論するジル元帥の目玉を指で押して戻しつつ、私は冷静に諭します。

「元帥。流石に言葉が過ぎますよ。いくらあなたでも、神への侮辱は看過出来ません」
「お赦しください、ジャンヌ。しかし私にはどうしてもわからないのです。何故あなたが、あなたほどの高潔な聖人が、あの日あの時火刑に処されなければならなかったのか」
「だからそれは先程述べた通り、どれほど大衆に祭り上げられようとも私の罪は……」
「あなたは断じて罪人などではない!!」

生前、私の言葉を遮ったことなどなかったジルが、まるで癇癪を起こした、或いは悪魔にでも取り憑かれたかのように発狂しました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
12Res/11.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice