ジャンヌ・ダルク「少し席を外しますね」ジル・ド・レェ「うんこですかな?」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/23(木) 23:17:32.56 ID:H9cwANIEO
「あなたはジャンヌ・ダルク! 救国の英雄! 戦争を扇動したのも全て神のお告げに従ったまでのこと! であるにも関わらず、他ならぬ神はあなたを救ってくださらなかった!!」

ジル元帥は泣いてました。号泣しています。

「何故あなたが! 処刑されるべき悪人など腐るほど存在していたあの時代に、何故ジャンヌ・ダルクの罪だけを咎めるのか!!」
「元帥。何が言いたいのですか?」

言いたいことを全て言わせるべきだと判断して結論を促した私に、ジル元帥は悍まし微笑みを浮かべて、自らの罪を告白しました。

「あなたよりも余程、この私のほうが罪深いということですよ、ジャンヌ」

ジル元帥の罪。知識としては知っています。

「たしかにあなたは罪を犯しました」
「はい。神の不在を証明するために」
「しかしそれも含めて、私の罪です」

ジル元帥は、ジルは許されざる行いに手を染めてしまいました。しかしその動機の根底には私の処刑があるのです。たしかにジルは生前から言動が狂気じみていましたが、私と出会わなければここまで狂うことはなかったでしょう。神はやはり、全てを視ておられる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
12Res/11.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice