武内P「島村さんとの距離が近いようなんです」
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8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:21:25.17 ID:Om8/vz+U0
武内P「……」

まゆP「……」

武内P「あの……まゆP、今の話は……」

まゆP「……実体験だ」

まゆP「突き放そうとしても……距離を取ろうとしても……“まゆは貴方の本心をわかっていますから”って、余裕たっぷりで笑うんだよ! 俺の無駄なあがきを慈しむような笑み! 俺は……あの笑顔を見る度に、もうこんな無駄な抵抗なんてやめてしまって、さっさと幸せになろうって……自分に負けそうになるんだよ!」

武内P「まゆP……貴方は……貴方はまだ、負けていませんっ」

まゆP「負けねえよ? 俺なんかどうでもいい。まゆのために俺は負けられないんだ。俺の心はまゆに持っていかれたが、それでも俺は断じて負けねえ。手を出さない限り俺の負けじゃないんだ」

武内P「はい……きっといつか佐久間さんも、自分が恋だと思い込んでいたモノは思春期の憧れに過ぎないと気づいてくれます。そして手を出さずに見守り続けた貴方に感謝してくれるでしょう」

まゆP「ああ、きっとそうなってくれる。そうに違いない」

武内P「ええ、きっと。おそらく……はい、多分」

まゆP「おい、俺の目を見て言え」

武内P「……すみません。今貴方を見れば、泣かずにすむ自信がありません」

まゆP「は、ハハ。俺よりオマエはマシだがな、絶望的な戦いに挑んでいるという点では変わんねえからな!」

まゆP「いいか、惚れたら負けだ! いや、俺は負けてねえけど、とにかく惚れたら負けだ! 一度惚れてしまったら、相手はアイドルで未成年だと、どれだけ自分に言い聞かせても無駄だ。そしてそれを見透かされてみろ。完全敗北だ! いや、俺は負けてねえけど!」

武内P「わかっています……まゆP、貴方はまだ負けていません」

まゆP「そうだ! そしてオマエもまだ負けてねえ! 今のうちに釘を刺すんだ!」

まゆ「私たちはアイドルとプロデューサー、子どもと大人だってな!」


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