カレン「……また明日も来るから」ルルーシュ「またのご来店をお待ちしてます」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2022/02/06(日) 18:53:09.20 ID:RiGVsfvVO
「それで? 今度は何を企んでるわけ?」
「329円」

翌日、再びコンビニに出向いた私は改めてルルーシュの意図を尋ねた。ルルーシュが、あのゼロがなんの思惑もなくコンビニ店員などするわけがないのだ。しかし彼は答えない。

「合計で1205円になります」
「……また明日も来るから」
「またのご来店をお待ちしてます」

(別に明日が待ち遠しいとか思ってないし)

今日のルルーシュは店員として徹していてやはり質問には答えてくれなかったけれど、私は諦めない。あいつが白状するまで通うぞ。

「あ……お酒……足りなくなっちゃった」

昨日ルルーシュに忠告されたので酒量を控えた結果、物足りない。このままだと上手く寝付けないかも知れない。仕方ない、買おう。

「ルルーシュは……良かった。まだ居た」

コンビニまで戻ってきて店内を覗くと、ルルーシュはまだ勤務中だった。なんか安心だ。
お酒なんか口実で私は会いたかったらしい。

「くちゅんっ」
「え? ちょっと、あんた……」

背後でくしゃみをされて振り向くと、翠髪の女が立っていた。そんな奇抜な髪色の女なんて私の知り合いには1人しか居ない。C.C.だ。

「なんであんたまでこんなところに……」
「悪い、C.C.。遅くなった。待ったか?」
「!?」

問い質そうとすると勤務終わりのルルーシュが私服で現れた。なんて不覚。完全に挟み撃ちされた。よもやこれが目的かと思いきや。

「L.L.。ピザまんは貰えたか?」
「ああ。約束通り貰ってきたぞ」
「よし。それでこそ私の共犯者だ」
「別に盗んだわけじゃない。店員の特権だ」

身構える私を完全に無視して2人は微笑む。


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